2012年10月4日木曜日

外資系って 案外 日本的?

ヨーロッパとの貿易、ヨーロッパ・日本企業のJVに携わっております福馬と申します。 第1回目のブログということで個人の経験から書かせていただこうと思います。

新卒で入った会社は日本企業でしたが、それ以降外資系企業で働いてきました。 その経験から気づいたところ、いいところ、あるいはどうかなと思ったところなど書き記していきたいと思います。 今回はよく言われる「日本の企業の人間関係はねちねちしているが外資は実力の世界」ということについてです。

結論を言うと外資のほうが人間関係「ねちねち」しています! 「ねちねち」の質もありますが、よく見受けられるのは転職する場合チームごとにまとまって移るケース。転職エージェントを使うより上司を頼って自分でさっさと見つける外国人社員は多いです。日本人は元の上司のもとで働くなんてと思う人も多いでしょうが、外国人はlong-termで考えて人間関係作っているのではと思うほど、元上司に引っ張られるケース、部下を引っ張るケースが多いんです。社内政治なんて日本人よりよっぽどうまいんじゃないかと思うぐらいです。

このことがいいか悪いかはともかく、いいコネクション、特にビジネスにつながるコネクションはあったほうがいいし、特に自分が会社のオーナーになって経営することを目指している人の場合は、会社というより個人のコネがないとやっていけないですよね。個人の力 プラス ―いやそれ以上に― 信頼のある人間関係は将来役に立ちます。

まあ、そもそも実力ってなんだということですが。。。やっぱり人間関係も実力のひとつ。 たとえば、キャピタルマーケットのモデルを設計する人は個人の力で生きるってこともできるかもしれませんがそれって一部の人たち。ほとんどの人の実力は交渉力やら提案力にかかっています。
会社勤めしているころから、個人対個人の信頼を築いていくということは、多少商品がいいとか、サービスがいいとかより大きいですよね。この人!だから買うという信頼関係があれば。 日本人より日本人のような外国人の社員たち。と言ったら言い過ぎかもしれませんが大変いい勉強になりました。

 次回も外資と日系企業の違いについて書いていきます